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2010年1月

演奏会レポート:第531回京響定期

今回の京響定期、メインはショスタコーヴィチの10番。学生時代にはじめてCDを買って以来、かれこれ20年経ち、ようやく聴く機会が巡ってきたので数ヶ月前から楽しみにしていました。

2010年1月22日 19:00 京都コンサートホール大ホール
京都市交響楽団 第531回定期演奏会

指揮 外山雄三
独奏 ガブリエル・リプキン(チェロ)

曲目
フォーレ      組曲「ペレアスとメリザンド」op.80
サン=サーンス  チェロ協奏曲 第1番 イ短調 op.33
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番ホ短調 op.93

開演前のプレトークでの外山さんのお話は興味深いものがありました。
ロストロポーヴィチの誘いを受けて1970年のチャイコフスキー・コンクールの審査員としてモスクワを訪問したとき、コンクールの実行委員長を務めていたショスタコーヴィチに会った時の事を語られました。規模の大きい交響曲を何曲も書いている人物なので、体格の大きな人と思っていたそうですが実際に会ってみると小柄で、握手をしたその手は小さくて柔らかく、そして冷たかったそうです。そのとき外山さんは「相当に体の具合が悪かったのだろう」と感じたとの事。

サン=サーンスのチェロ協奏曲は、曲自体が斬新なんだか古臭いんだかよくわからない上に、チェロとオケが合ってるとは言い難く・・・これ以上はコメントのしようがないです。
チェロのアンコールが2曲あり、バッハの無伴奏チェロは良かったので、リサイタルは聴いてみたいと思ったけれど協奏曲は・・・(これ以上はノーコメント)。

前半が終わった時点で8時過ぎ。20分の休憩を挟んだらかなり終演が遅くなると思ったので、普段であればコンサートの休憩時間はドリンクだけですが今回はサンドイッチを食べてしまいました。

後半のショスタコーヴィチは20年目にしてようやく実演を聴く機会を得たので楽しみでした。
CDで聴くのと実演とは大違いで、「あれ、こんな音が演奏されてた?」と思う部分が多々ありました。第2楽章を聴いていて市街地での銃撃戦を思わず連想しました。第3楽章でのDSCH動機は、かなり強迫的にすら感じ、全曲が終わったときに、「長い闘いがようやく終わった」という気分になりました。

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