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ルーブル美術館展

先週の土曜日の朝、まったくの予備知識なしでルーブル美術館展を観に京都市美術館に行ってきました。

まず最初に興味を惹きつけられたのは、17世紀スペイン派(作者不詳)の「法悦の聖フランチェスコ」。

下は、ルイス・トリスタンの「法悦の聖フランチェスコ」。同じ題材でも背景が異なるとずいぶんと印象が変わります。

最も印象に残った1枚は、ドメニコ・フェッティの「メランコリー」。鬱々とした表情の、簡素な身なりの女性が明るい戸外で髑髏を抱いているのがなんとも気になります・・・。

ヨアヒム・ウワテールの「アンドロメダを救うペルセウス」は、ギリシャ神話でおなじみのアンドロメダの物語のクライマックスのシーンです。女性の美しい裸体に目を奪われてしまいますが、その足元には、貝殻に混じって人骨が転がっているところにエチオピアの荒廃を見て取ることができます。この絵を見た瞬間に、ルクーのカンタータ「アンドロメダ」が頭の中でフラッシュバックしました。

カルロ・ドルチによる受胎告知の作品。1枚目が「受胎告知 天使」。

2枚目が「受胎告知 聖母」。

キリストの母マリアの天使としての側面と聖母としての側面を描き分けたものらしいですが、いずれも乳白色の肌の美しさに目を奪われました。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」は、ろうそくの明かりに照らされた幼きイエスの表情が印象深かったです。

まったくの予備知識なしで観に行ったルーブル美術館展でしたが、印象に残った作品の多くは宗教画でした。私自身は特に信仰している宗教はないのですが、聖フランチェスコの苦しみのにじむ表情や受胎告知の神秘、他にも福音書の作者を描いたものなど、作者の信仰心は、信仰のない人間にも伝わってくるものだな、と実感しました。

展覧会を観に行って残念だったのが、ものすごい人だかりができていて!フェルメールの絵をまったく見ることができなかったこと。9月末まで展覧会は開催されているので、今度は朝一番に行ってフェルメールの絵をじっくり見たいものです。

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