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2008年のコンサートを振り返って

2008年を振り返ってみると、かなり多くのコンサートを聴きに出かけました。おそらく30~40公演は聴いたのではないかと思います。

その中で印象に残ったコンサートをピックアップしてみたいと思います。

まずは、5月の連休期間中の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」。
金沢は特急「雷鳥」または「サンダーバード」で、関西から2時間程度で訪れることができ、さらに嬉しいのはコンサート会場が金沢駅の目の前という、二重の意味でのアクセスの良さが魅力でした。
演奏曲目では、イザイ四重奏団や、オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによる弦楽四重奏曲の演奏が秀逸でした。
また、コンサートが終わった後の食事も楽しみの一つ。ラ・フォル・ジュルネ金沢は2009年も楽しみにしています(今年のテーマはモーツァルトのようです)。

6月は、京都 ラ ビッシュ アンサンブルの演奏会で聴いた、ブラームスのクラリネット五重奏曲が今でも印象に残っています。なぜか梅雨時になるとこの曲を聴きたくなるのですが、どうやらそれは私だけではなく、演奏者たちも梅雨とイメージが重なっていたらしく、当夜の演奏会は「霖雨のブラームス」というタイトルがつけられていたくらいです。

7月はDさんのご案内で聴きに行った、「クライネス・コンツェルトハウス vol.25」で聴いた、フィビフのピアノ五重奏曲と、ドホナーニのピアノ六重奏曲。どちらも、ピアノ+弦+管の編成ですが、フィビフは牧歌的、ドホナーニは焦燥感のにじみ出る曲想と、対照的な2曲でした。

10月は、児玉桃による、メシアンの「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」全曲の演奏会。メシアン生誕100年の2008年は、あちこちでメシアンの曲を演奏していましたが、その中でも最も充実した演奏だったと思います。

11月は、ケルンWDR交響楽団(かつてはケルン放送交響楽団として紹介されていたように記憶していますが)のコンサート・ミストレスの荻原尚子さんのリサイタルが最も印象に残っています。
リサイタルの1曲目がブラームスの「雨の歌」というのも凄いですが、第1楽章の最初の一音で聴衆を一気に惹き付けてしまい、第1楽章が終わったところで会場から拍手が沸き起こる、という滅多にない状況を目の当たりにできたことが嬉しかったです。
その興奮冷めぬまま、6日後の11月29日には愛知県豊田市で荻原さんが第1ヴァイオリンを演奏する弦楽四重奏の演奏会を聴きに行きました。
これは、当時ブログには書かなかったのですが、前半が、ブリッジというイギリスの作曲家の商品とラズモフスキー1番、後半がエルガーの四重奏曲という、非常に渋い選曲だったのと、アンコールで演奏された「浜辺の歌」のあまりにユニークな(というか、これ以上ないくらいユニークな)アレンジの面白さが、これまた印象深かったです。

12月は、どの演奏会を挙げるか迷うところではありますが、若林顕さんの「たった1人の第九」でしょう。リストがベートーヴェンの第九をピアノソロ用に編曲した版など、そう演奏会で聴けるものでもないし、おそらく技術的に相当難しいであろうこの曲を熱演されたことが非常に印象深かったです。

今年はいったいどんな演奏会が印象に残るのか、今から楽しみです。

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