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2008年7月

演奏会レポート:クライネス・コンツェルトハウス vol.25

Dさんに教えていただいた演奏会を聴くために、当日は午前中で仕事を終わらせて昼過ぎに京都を出て夕方に東京入りしました。

7月25日(金) 19:00 東京文化会館 小ホール
クライネス・コンツェルトハウス vol.25

曲目
ズデニェク・フィビフ  ピアノ五重奏曲 ニ長調 作品42
フランツ・シューベルト 弦楽三重奏曲 変ロ長調 D471
ドホナーニ・エルネー ピアノ六重奏曲 ハ長調 作品37

出演者
三戸 素子:ヴァイオリン
二宮 隆行:ヴィオラ
小澤 洋介:チェロ
山根 公男:クラリネット
藤田乙比古:ホルン
ラファエル・ゲーラ:ピアノ

フィビフ(Fibich)は、日本語では「フィビヒ」として紹介されることが多く、私自身も「フィビヒ」と認識していたのですが、どうやら「フィビフ」と読む方が原語のチェコ語に忠実なようです。
フィビフ(Zdeněk Fibich 1850-1900)は「気分、印象、そして追憶」というピアノ曲集が有名ですが、室内楽曲も何曲か書いていて今回の五重奏曲もその中の1曲です。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ホルン、クラリネットという編成のこの曲は、響きが豊かで旋律も美しくて心楽しくなる音楽です。実演を聴くのは今回が初めてで、ホルンに少々音の乱れはあったものの全体の響きが美しく、「やっぱり音楽は生で聴かないと」と、思った次第です。

休憩を挟んでのシューベルトは、未完成、単一楽章の曲で、非常にチャーミングな旋律の曲でした。

最後のドホナーニは、以前大垣音楽祭で聴いたことがあり、今回が2度目。ロマン派の流れを受け継いだ重厚な響きの底に不安感が流れ続ける音楽です。ずっと重い雰囲気が続いて最終楽章はおちゃらけた楽想のアレグロ。おちゃらけてはいるものの、心の底から楽しんでいるというわけではなく、何かに踊らされているという雰囲気が濃厚で、不安感を払拭できるわけではない音楽でした。

終演後は一緒に演奏会を聴いたDさんと池袋で呑んでました。

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演奏会レポート:シューベルトの午後

少し前にヴァイオリニストの小林美恵さんの公式ブログで見つけた演奏会を聴きに静岡まで行って来ました。

7月13日(日) 15:00 静岡音楽館AOI
シューベルトの午後

曲目
弦楽四重奏曲第14番《死と乙女》 ニ短調 D.810
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
五重奏曲《ます》 イ長調 op.114,D.667

出演者
ピアノ:田部京子
AOI・レジデンス・クァルテット
 松原勝也(ヴァイオリン)
 小林美恵(ヴァイオリン)
 川本嘉子(ヴィオラ)
 河野文昭(チェロ)
吉田秀(コントラバス)

今回初の静岡入りです(静岡市のみならず、静岡県そのものが初めて)。静岡音楽館はJR静岡駅前の静岡中央郵便局ビルの上層階にあり、アクセスは非常に便利です。

そして、このプログラム!どの曲1つ取ってもそれだけでプログラムのメインとしてふさわしい大曲揃いで非常に豪華です。大曲揃いということで、1曲終わる毎に15分の休憩が入ったため、15時開演で終演が17時40分でした。

死と乙女は、ちょっとまったり気味なテンポかなと思いましたが、ホールの音響が良くて美しい響きを堪能しました。
D960のソナタは、最初に聴いたCDが田部さんのCDだったこともあり、一度実演で田部さんの演奏を聴いてみたいと思っていました。夢見るような旋律と不気味な低音のトリルとの対比が際立っていました。
最後の「ます」は、とにかく聴いていて気持ちがうきうきするような演奏でした。

会場には、ピアニストの野平一郎氏が来られていましたが、後でホールのWebサイトを見てみるとホールの音楽監督を務められていたのでした。
ホールの音響がいいので、機会があればまた行ってみたいホールでした。

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演奏会案内:2008年8月分

例年8月は演奏会が少ないのですが、探してみると聴きに行きたい演奏会は見つかるものです(^^)。

8月9日(土)19:00 ザ・フェニックスホール
瀧内曜子ヴァイオリンリサイタル2008

ピアノ 藤井己加

曲目
モーツァルト  ヴァイオリンソナタ 第28番 ホ短調 K.304
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第8番 ト長調 op.30-3
イザイ     無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 ニ短調 op.27-3「バラード」
ショーソン   詩曲 op.25
フランク    ヴァイオリンソナタ イ長調

ヴァイオリン・ソナタがてんこ盛り、な演奏会。ショーソンの詩曲とフランクのソナタはイザイの委嘱による作品で、イザイの無伴奏ソナタも入っている、という「イザイつながり」なプログラムです。

8月23日(土)18:00 京都コンサートホール 大ホール
京都市交響楽団 第515回定期演奏会

指揮 沼尻竜典
サクソフォン 須川展也

曲目
グラズノフ     サクソフォン協奏曲 変ホ長調 op.109
ショスタコーヴィチ 交響曲 第8番 ハ短調 op.65

ショスタコーヴィチの8番は、'90年代前半、井上道義氏の指揮による京響定期で聴いて以来かもしれません。暑い夏にひんやりとしたショスタコーヴィチ。
須川さんのサクソフォンも一度聴いてみたかったので、かなりおいしいプログラムかも。

8月30日(土)13:30/17:00 ザ・シンフォニーホール
大阪シンフォニカー交響楽団 第53回名曲コンサート
指揮 キンボー・イシイ=エトウ
ヴァイオリン 加藤知子

曲目
オッフェンバック 喜歌劇「パリの生活」序曲
シベリウス    ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47
ブラームス    交響曲 第1番 ハ短調 op.68

シベリウスの協奏曲は、曲自体はとても魅力的だけど、「これぞ決定版」という演奏にはなかなか巡り合えません。加藤さんのソロ、期待して聴きに行ってみたいです。

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