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2008年6月

演奏会レポート:ラビッシュアンサンブル

ブラームスのクラリネット五重奏曲を聴く機会があったので行って来ました。

6月21日(土)18:00 京都コンサートホール小ホール
京都ラヴィッシュ・アンサンブル Vol.6 霖雨のブラームス

出演者
ヴァイオリン 田村 安祐美、片山 千津子
ヴィオラ   高村 明代
チェロ    渡辺 正和
コントラバス 神吉 正
クラリネット  鈴木 裕子
バスーン   仙崎 和男
ホルン    小椋 順二

曲目
エゴン・ヴェレス    八重奏曲 作品67 (1948年)《日本初演》
ヨハネス・ブラームス  クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115
ヨハネス・ブラームス  ハンガリー舞曲集より第1番、7番、4番、6番、5番

京都ラビッシュアンサンブルは、京響のメンバーを中心に2002年に結成されたアンサンブルとのことです。過去にこのアンサンブルの演奏を聴いたことがあったような気がしていたのですが、調べてみると2006年3月にドヴォルジャークの「アメリカ」やマルティヌーの九重奏曲の演奏を聴いたことがありました。
公演のサブタイトルにある「霖雨(りんう)」とは、「長く降り続く雨」という意味があるそうで、梅雨の時期にぴったりな言葉です。

エゴン・ヴェレスは、日本ではまだあまり知られていませんが、シェーンベルクの弟子であり、「新ウィーン学派第4の男」と呼ばれることもあるそうです。
八重奏曲は、ウィーン八重奏団のコンサートで、シューベルトの八重奏曲とカップリングで演奏するために委嘱された作品とのことで、なかなか聴き栄えのする曲でした。
第1楽章はシェーンベルクあたりのオーケストラ作品に近い雰囲気を感じ、そのほかの楽章も20世紀後半の、たとえばルトスワフスキあたりのオーケストラ曲を彷彿とさせる雰囲気がありました。響きが充実していて八重奏という編成であるのに、まるで指揮者なしの室内オーケストラを聴いているかのような気になりました。かなり気に入ったのでCDを買ってみようかという気になりました。
休憩を挟んでのブラームスのクラリネット五重奏曲は、これを目当てに聴きに来たのですが、「絶品!」としか言いようのない素晴らしい演奏で、しっとりとした雰囲気で「霖雨」の言葉にぴったりでした。
最後のハンガリー舞曲集は、純粋に演奏を楽しめました。1曲終わる毎に拍手が沸き起こったことからも、多くの聴衆が同じように感じていたことがわかります。

ラビッシュアンサンブルの演奏会は、今後も機会があれば聴きに行きたい、と思いました。

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UML CASEツール

前の派遣先を5月末で契約解除し、6月から新しい派遣先での勤務が始まりました。
今回の派遣先での業務は、化学系の分析装置を制御するソフトの作成です。

一応、大学は化学系だったので、分析化学の授業で今回扱う分析方法の概要を習った記憶だけはあったのですが、学生実験でその分析装置を操作することもなく、「思いっきり物理」(^^)の研究室に進んでしまい、修論の研究テーマは新しい分析手法の開発(ハード、ソフト込み。ただしソフトの比重が非常に高かった^^;;)で、新卒から7年ほど勤めた会社では音響計測のアプリケーション開発の仕事が多かったので、よくよく計測系の仕事に縁があるらしいです。

今回は、詳細設計からコーディング、テストまで関わるのですが、設計から関わるのは、実は数年ぶり。今まで派遣要員として関わった仕事は、コーディングとテストしか担当しない場合が多かったのです。
設計するにあたってUML CASEツールを使うことを考えているのですが、昔使っていたツールは、Visual Studio 6.0(のEnterprise Edition)に付属していたVisual Modelerという、Rational Roseのサブセット版でした。

自宅のPCにインストールしてあるので数年ぶりにVisual Modelerを使ってみたのですが・・・。クラス図しか描けない。せめてシーケンス図も描けないと使用に耐えないです。まあ10年も前にリリースされたツール、しかも開発環境におまけでついてきたサブセット版なので仕方ないといえば仕方ないですが。

ここ1年ほど個人的に使用していたJUDE Communityというツールは純国産ですが、今回はC++とVBでの開発なので、Javaのコード生成しかできないJUDEは却下。

そこで海外製のフリーのUML CASEツールを探して、いくつか試用してみて気に入ったのが、SDE for Visual Studio .Netというツール。Visual Studio 2003/2005に組み込まれて動作し、UML2.1に準拠し、当然C++やVB.NETのコードを生成することができ、逆にソースコードからクラス図を生成する、リバースエンジニアリングにも対応していて、ドキュメントもWordのdocファイルで出力できるという優れもの。これでフリーというのが信じられない出来です。
ただ・・・Core2 Quad 2.4GHz、メモリ4Gのマシンでも動作が重く感じることがあるのが悩ましいところではあります。またインストーラが130Mバイトもあり、FTTH環境でないとダウンロードもままならないです。

できればVC++6.0とVB6.0で開発したい事情があるのですが、2005に移行したほうがいいのか、悩ましいところではありますが・・・。

---- 7月18日追記 ----

色々探した結果、C++とVB(.NET以前のバージョン)のソースコード出力/リバースエンジニアリングもできるツールとして、Enterprise Architectというものを見つけました。
とりあえず30日トライアル版で試用してみて、「これは使えそう」という感触を持ったので購入して頂きました。たしか1ライセンスあたり3万しなかったというのが大きな理由だったような。

ここに例示した、どのUMLツールも、VisualStudio6についてきたVisualModelerとは比べ物にならない使い勝手のよさ。UML自体が普及したことにより、こういったCASEツールが普及したのかなぁ、などと思い、今思えば非常に力不足なVisualModelerを使って設計していた昔と比べて、10年の時間を感じました。

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演奏会案内:2008年7月分

7月の演奏会のうち、興味のあるものを紹介します。

7月5日(土)17:00 バロックザール
Clair Concert de Juillet 珠玉のフランス音楽
~声楽・ピアノ・ヴァイオリンの名曲を集めて~

出演者
磨谷真理、平松啓子、美馬美紀、園田裕美、柚木たまみ(ソプラノ)
松井道子(ヴァイオリン)
小林美智、安部ありか、遠藤玲子、山崎葉子、辻ゆり子(ピアノ)

曲目
[歌曲]
アーン    クロリスに
ショーソン  はちすずめ
ドビュッシー ビリティスの歌
プーランク  歌の調べ
[ヴァイオリン曲]
ショーソン  詩曲
[ピアノ曲]
フォーレ   ノクターン 2番
ドビュッシー 前奏曲集 第1巻/第2巻より

フランス音楽のみという珍しいプログラムで、しかもショーソンの詩曲が取り上げられるとなると、聴きに行かないわけにはいかないです!

7月6日(日)16:00 京都府立府民ホール アルティ
五重奏の夕べ
ヴァイオリン 戸上眞里 (客演),清水醍輝 (客演)
ヴィオラ   星野博允
チェロ    佐賀義史
ピアノ    深尾憲一

曲目
ショスタコーヴィチ ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
ドヴォルザーク   ピアノ五重奏曲 イ長調 op.81

ピアノ五重奏の名曲2曲を一気に聴ける、かなりお得なコンサートです。

7月13日(日) 15:00 静岡音楽館AOI
シューベルトの午後

田部京子(ピアノ)
AOI・レジデンス・クヮルテット
  松原勝也、小林美恵(ヴァイオリン)、川本嘉子(ヴィオラ)、河野文昭(チェロ)
吉田秀(コントラバス)

弦楽四重奏曲 第14番《死と乙女》ニ短調 D. 810
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960
五重奏曲《ます》イ長調 D667, op.114

たまたま小林美恵さんの公式ブログを見たときに見つけました。最後に小林美恵さんの演奏を聴いたのは2001年秋に京都で、パスカル・ロジェさん、長谷川陽子さんとのトリオだったと思います。田部京子さんによるD960のCDは愛聴盤の1枚で、機会があれば田部さんの演奏も聴いてみたいと思っていたので、チケットは既に確保し、当日は京都から静岡まで日帰りで聴きに行く予定です。

7月21日(月・祝)14:00 ザ・シンフォニーホール
千住真理子(ヴァイオリン) G線上のアリア

ピアノ 山洞 智

曲目
J. S. バッハ G線上のアリア
クライスラー 愛の喜び
        愛の悲しみ
        ロンドンデリーの歌
        ウィーン奇想曲
        プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
        美しきロスマリン
モンティ   チャルダッシュ
ドビュッシー 月の光
        亜麻色の髪の乙女
フォーレ   ヴァイオリン・ソナタ 第1番

数多くの小品とフォーレのソナタという組み合わせ。フォーレのソナタは意外にも実演を聴いたことがないので楽しみです。

--- 6月9日追記 ---

7月25日(金) 19:00 東京文化会館 小ホール
クライネス・コンツェルトハウスop.25

フィビヒ    ピアノ五重奏曲ニ長調 作品42
シューベルト 弦楽三重奏曲
ドホナーニ  ピアノ六重奏曲ハ長調 作品37

Dさんからトラックバックいただいた記事からの情報です。チェコ音楽好きのDさん好みのプログラムです。たしか、ドホナーニのピアノ六重奏曲は数年前に大垣で聴いた記憶がありますが・・・。
諸々の事情で3年ほど聴くことを封印してきたフィビヒですが、そろそろ封印を解く時期が来ているのかな、という気にもなってきました。

当日、東京に行けるかどうか未定ですが、とりあえずホテルだけは押さえました(笑)

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