素敵な偶然

本家webサイトに英語ページを作ったのが9年前の2003年。
調べてみると、英語ページを見てメールを頂いたのは過去3人いらしたのですが、どう返事したものかと考えあぐねて結局返事しないまま・・・でした(懺悔)。

それが先月、ルクーが大好きという人からの英語メール。「Lazzariのバイオリンソナタを知ってる?」という内容。(Lazzariはイタリア近代の作曲家で、イザイが彼にバイオリンソナタを委嘱した、らしい)うーん、オタク色が濃ゆい感じです。

それで、

20年来、ルクーとショーソンは大好きな作曲家で、2009年に京都で高校生がルクーのソナタを演奏したのが、今までで最も素敵な演奏会でした。あなたにとって最も素敵な演奏会は?

と返信して2週間。返事には、

2週間前に京都に行きました。私はアマチュアのバイオリン弾きで、スウェーデンの大学で天文学の博士課程在学中。ルクーはスウェーデンでは誰も知らない。ルクーのバイオリンソナタを自分で弾いたことがあって、ピアノ四重奏も弾いてみたい。
印象に残った演奏会は、Andrei Gavrilovが演奏した、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番

とありました。

返信する内容はまだまだ考え中ですが、数千キロの距離を越えた、「クラシックおたく」なトークが展開されそうでワクワクしています。

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日本国際賞授賞ニュースを見て

デニス・リッチー氏とケン・トンプソン氏が「日本国際賞」を受章したとのニュースを、今日0:00のNHKニュースで知りました。

ソフトウェア業界ではあまりにも有名すぎる、いわゆる「K&R」であり、彼らなくしては、今のIT産業の繁栄もインターネットの繁栄もなかったかもしれないと思うと、ノーベル賞受章にも値するのでは?と思うのですが。

おそらく、「K&R」の2人がいたから、「ソフトウェア開発で飯を食う」ほど、ITが「産業」と言うほど育つのに40年の時間を得ることが出来たのか?・・・もし「K&R」がいなかったら・・・?

少なくとも、2010年のウィキリークスとか2011年のチュニジアの政変はなかったかな。

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演奏会案内:2010年8~9月

7月後半から先週まで多忙だったので、更新を忘れてました(汗)
今月と来月聴きに行きたい演奏会をピックアップします。

まずは8月後半から。

8月22日(日)14:30 びわ湖ホール 小ホール
イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル

曲目
ルリエ       大気のかたち ~ピカソに捧ぐ
ロスラヴェッツ  5つの前奏曲 より
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」

8月28日(土)14:00 ザ・フェニックスホール
湯川真由 ピアノリサイタル

曲目
モーツァルト ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331(トルコ行進曲付き)
シューマン  森の情景 op.82
ブラームス  6つの小品 op.118

ついで9月分。

9月5日(日)15:00 京都コンサートホール 小ホール
多川響子 ベートーヴェン ピアノソナタ 完全全曲リサイタル 第5回

解説 横原千史

曲目
ベートーヴェン ピアノソナタ 第10番 ト長調 op.14-2
          第5番 ハ短調 op.10-1
          第22番 ヘ長調 op.54
          第21番 ハ長調 op.53「ワルトシュタイン」

9月8日(水)19:00 京都コンサートホール 小ホール
泉原隆志 ヴァイオリン・リサイタル

ピアノ 鈴木慎崇

曲目
リムスキー=コルサコフ(ジンバリスト 編) オペラ「金鶏」による演奏会用幻想曲
ブラームス                   ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108
ショーソン                    詩曲 op.25
R. シュトラウス                 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18

9月11日(土)14:30 バロックザール 青山音楽記念館
ジュゼッペ・ルッソ・ロッシ(ヴィオラ) & 渡辺敬子(ピアノ) デュオリサイタル

曲目
シューマン  おとぎの絵本 op.113
ブラームス  ヴィオラとピアノのためのソナタ 変ホ長調 op.120-2
ヒンデミット  ヴィオラとピアノのためのソナタ ヘ長調 op.11-4

9月18日(土)15:30 いずみホール
3台のスタインウェイで奏でる 宮崎 剛 シンフォニック・ピアノ1. 2. 3.! ピアノだけで奏でるオーケストラの迫力!

ピアノ 宮崎 剛,田所千恵,田所千佳

曲目
1台のピアノによる ~ムソルグスキー    組曲「展覧会の絵」
2台のピアノによる ~ホルスト         組曲「惑星」より
3台のピアノによる ~ラヴェル(宮崎 剛 編) 「ボレロ」

9月20日(月・祝)15:00 バロックザール 青山音楽記念館
山口梨紗 ピアノリサイタル

曲目
シューベルト ピアノ・ソナタ イ長調 D.664 op.120
ブラームス  6つの小品 op.118
シマノフスキ 変奏曲 変ロ短調 op.3
ショパン    バラード 第1番 ト短調 op.23
         バラード 第4番 ヘ短調 op.52

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石上真由子ヴァイオリンリサイタル

昨年7月に京都で聴いたリサイタルがあまりにも印象深かったので、再び石上さんの演奏を聴くことができると楽しみにしていました。

2010年7月4日(日) 14:00 ザ・フェニックスホール
石上真由子ヴァイオリンリサイタル

ピアノ 船橋美穂

曲目
ラヴェル  ヴァイオリン・ソナタ(遺作)=1897年
ジョリヴェ 無伴奏ヴァイオリンのための狂詩的組曲
ショーソン 詩曲 作品25
プーランク ヴァイオリン・ソナタ

昨年7月に引き続き、ピアノに船橋さんのサポートを受けてのリサイタル。この曲目を見ても到底18、9歳の人が演奏するようなプログラムではないなぁというのは昨年に続いての感想です。
安定した演奏技術と非常に情熱的な演奏が印象的でした。2曲目のジョリヴェは昨年のリサイタルでも演奏されていたので、石上さんの中で何かしら惹かれるものがあるのかなと想像するところです。
後半の2曲がとても素晴らしい演奏で、ショーソンもですが、プーランクは今までに聴いた演奏の中でもかなり緊張感の高い演奏でした。
アンコールはラヴェルのハバネラで、最初から最後まで全てフランス近現代の曲でまとめられていました。

しかし、10代でこのような深い曲を技術的にも表現力の面でも第1級の演奏をしている石上さん、今後どのような変化を遂げるのかと思うと楽しみでもあり怖ろしくもあります。

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演奏会案内:2010年7月分

2010年7月に聴きに行きたい演奏会をリストアップします。

7月4日(日)16:00 ザ・フェニックスホール
石上真由子 ヴァイオリンリサイタル
ピアノ 船橋美穂

曲目
ラヴェル  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1927)
ジョリヴェ 無伴奏ヴァイオリンのための狂詩的組曲
ショーソン 詩曲 op.25
プーランク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

7月10日(土)14:00 ザ・シンフォニーホール
千住真理子 バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会
曲目
J. S. バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001
        無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002
        無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV.1005
        無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006
        無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV.1003
        無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004

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演奏会案内:2010年6月分

このところ、多忙かつ体力低下気味であまりコンサートを聴きに行けていないのですが、2010年6月に聴きに行きたいコンサートをピックアップします。

6月19日(土)14:30 京都コンサートホール 大ホール
京都市交響楽団 第536回定期演奏会

指揮 高関 健

曲目
ウェーベルン 大管弦楽のための6つの小品 op.6
ウェーベルン 管弦楽のための5つの小品 op.10
マーラー    交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」

6月20日(日)15:00 モーツアルト・サロン
KYOTO QUARTET (KYOTO弦楽四重奏団) ~ベートーベン全曲演奏会 Vol.6 全曲演奏完了記念~

ヴァイオリン 池川章子、山本美帆
ヴィオラ    高村明代
チェロ     城甲実子

曲目
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 op.18-4
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 op.39-3「ラズモフスキー第3番」
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 op.130「大フーガ付き」

6月26日(土)14:00 ザ・フェニックスホール
馬渕昌子 ヴィオラリサイタル ~歌うヴィオラ~

ピアノ 古高晋一

曲目
ブラームス     ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 op.120-2
ミヨー        ヴィオラ・ソナタ 第2番 op.244
メンデルスゾーン 歌曲「緑の中へ」「ズライカ」
シューマン     歌曲「月の夜」
マレー        5つの古いフランス舞曲,ほか

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演奏会案内:2010年5月分

2010年5月に聴きに行きたい演奏会をピックアップします。

5月21日(金)19:00 京都コンサートホール 大ホール
京都市交響楽団 第535回定期演奏会

指揮      広上淳一
ヴァイオリン ボリス・ベルキン

曲目
シューマン     交響曲 第3番 変ホ長調 op.97「ライン」
チャイコフスキー 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」op.32
ブラームス     ヴァイオリン協奏曲 二長調 op.77

5月23日(日)15:00 バロックザール 青山音楽記念館
多川響子 ベートーヴェン ピアノソナタ 完全全曲リサイタル 第4回

解説 横原千史

曲目
ベートーヴェン ピアノソナタ 第27番 ホ短調 op.90
          ピアノソナタ 第26番 変ホ長調 op.81a「告別」
          ピアノソナタ 第7番 ニ長調 op.10-3
          ピアノソナタ 第8番 ハ短調 op.13「悲愴」

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演奏会案内:2010年4月分

2010年4月に聴きに行きたい演奏会をピックアップします。

2010年4月12日(月)19:00 京都コンサートホール 小ホール
京響コンサートマスター 泉原隆志(ヴァイオリン) と仲間たちによる ピアノ五重奏の夕べ

ピアノ    塩見 亮
ヴァイオリン 田村安悠美
ヴィオラ   須田祥子
チェロ    金子鈴太郎

曲目
シューマン ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ブラームス ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34

2010年4月24日(土)14:00 京都コンサートホール 小ホール
京都フィルハーモニー室内合奏団 第170回定期公演
「ロマン派、2大巨匠の2つの名曲」

指揮  村上寿昭
バリトン 晴雅彦
ブルックナー 交響曲第7番(室内楽版)
マーラー   さすらう若人の歌(室内楽版)

2010年4月25日(日)14:00 ザ・フェニックスホール
田中玲奈 (作曲・ピアノ) 室内楽リサイタル ~フォーレへの旅~

ヴァイオリン 小林倫子
ヴィオラ   小峰航一
チェロ    磯野正明

曲目
田中玲奈  新曲
ラヴェル   ピアノ三重奏曲 イ短調
フォーレ   9つの前奏曲 op.103
フォーレ   ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 op.15

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演奏会案内:2010年3月分

2010年3月に聴きに行きたい演奏会をリストアップします。

3月20日(土)15:00 京都府立府民ホール アルティ
玉井菜採 ヴァイオリンリサイタル 京都府文化賞受賞記念
ピアノ 岡田 将

曲目
ブラームス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ト長調 op.78「雨の歌」
       第2番 イ長調 op.100
       第3番 ニ短調 op.108

3月27日(土)14:30 京都コンサートホール 大ホール
京都市交響楽団 第533回定期演奏会
指揮 広上淳一
ホルン ラデク・バボラーク,京響ホルンメンバー

曲目
プッチーニ    交響的奇想曲
シューマン    4つのホルンと管弦楽のための小協奏曲
R. シュトラウス ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調
ベートーヴェン 交響曲 第4番 変ロ長調

3月28日(日)14:00 ザ・フェニックスホール
クライネ・クノスペン演奏会 春風にのせて ~3人のピアニストによる響宴~
ピアノ 吉岡紀子,杉田清子,中東愛子

曲目
ブラームス   6つの小品 op.118
ベートーヴェン ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
シューマン   3つの幻想的小品 op.111
プロコフィエフ ピアノソナタ 第1番 ヘ短調 op.1-1
ドヴォルザーク 「ボヘミアの森より」op.68より No.1,3,6 (連弾)

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2月に聴いたコンサート

1月後半から業務多忙でグッタリ気味だったので、しばらくブログ更新を休んでいました。

2010年2月20日(土) 19:00 京都府立府民ホール アルティ
船橋美穂 ピアノアンサンブルシリーズ Vol.10

曲目

クララ・シューマン 私は暗い夢の中にいた
私はあなたの眼の中に
嵐と雨の中をあの方は来ました
ロベルト・シューマン ミニヨン
もう春だ
月夜
フランツ・シューベルト
ます
笑いと涙
ミニヨンの歌
春に
グスタフ・マーラー ピアノ四重奏曲「断章」イ短調
フランツ・シューベルト ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D.667「ます」

出演
船橋美穂(ピアノ)
榎水枝(ソプラノ)
谷本華子(ヴァイオリン)
森悠子(ヴァイオリン)
山本由美子(ヴィオラ)
野村朋享(チェロ)
長谷川順子(コントラバス)

この日のお目当てはマーラーのピアノ四重奏曲でした。昨年12月に大阪で初めて聴いたのですが、この曲を聴く機会がこんなに早く来るとは想像もしていませんでした。
1週間前のことで少し記憶が薄れていますが、シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」と、その旋律の元になった歌曲「ます」を同時に聴くことができたのも大きな収穫だったと思います。
マーラーのピアノ四重奏曲、シューベルトの「ます」(五重奏曲の方)共に熱気のあるいい演奏だったと思います。

2010年2月26日(金) 19:00 京都コンサートホール大ホール
京都市交響楽団 第532回定期演奏会

曲目
シューベルト 交響曲第7(8)番 ロ短調「未完成」 D.759
ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調「英雄」 op.55

指揮 モーシェ・アツモン

今回のプログラムは超定番中の定番2曲。ですが、意外と実演を聴いたことがなく、未完成は今回初めて、エロイカも20年前に朝比奈さん指揮の大フィル定期で聴いて以来です。20年前は大学の同級生で学生オケでチェロを弾いていた女の子をデートがてら誘って聴きに行った記憶があります。

プレトークは、当日のプログラムの解説を執筆された音楽評論家の日下部吉彦氏でしたが、サプライズ・ゲストとしてゲネプロを聴きに来ていた京響常任指揮者の広上淳一氏が登場。プレトークの中でアツモンさんが78歳という話が出てきたのですが、実際にステージに現れたアツモンさんは若々しい容貌でした。

未完成はややゆったりしたテンポでした。第1楽章での不安感と安らぎとの間を行き来する様がとても印象的で、(ファウストの最後の言葉ではないですが)「このまま時間が止まってくれたらいいのに」と思った瞬間がありました。
休憩を挟んでのエロイカもゆったり目のテンポで風格さえ感じる演奏でした。

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